妊娠中のレントゲン検査について

こんにちは。当院の放射線技師の蓑田です。

私は放射線技師のほかに、放射線の安全管理を行う「第1種放射線取扱主任者」という国家資格も保有しております。

患者様から「妊娠中(またはその可能性がある)なのですが、レントゲンを撮っても大丈夫ですか?」というご不安の声をいただくことがあります。

そこで今回は、皆様に少しでも安心して検査を受けていただけるよう、妊娠中の放射線による影響について詳しく解説した画像を作成いたしました。

 

 

 

画像にある通り、お腹の赤ちゃんに影響が出るとされる線量は、短時間に「100mGy以上の被ばく」です。それに対し、整形外科で最も胎児に放射線があたる検査でも、1回あたりの線量はその数十分の一程度と非常にわずかです。

計算上は、一度に30枚ほど撮影しても問題ないレベルですので、通常の診療で行う数枚の撮影であれば、赤ちゃんへの影響を過度に心配する必要はありません。また、撮影部位がお腹から離れるほど(首や手足など)、影響はさらに少なくなります。

当院では、必要に応じてお腹を保護するプロテクター(防護エプロン)を使用して、さらに被ばくを抑える対策も行っておりますので、ご希望の際はお気軽にお申し付けください。

 

「妊娠しているかも?」と不安な方や、以前に撮影して心配な方も、一人で悩まずにぜひお気軽に放射線技師までご相談ください。専門的な立場から、分かりやすく丁寧にご説明させていただきます。

                                       

                                     診療放射線技師 蓑田

 

2026年05月08日